やっぱりサーフィンって楽しい。
SURF TIMEをご覧の皆さんはサーフボードについてどれだけ知っていますか?
サーフボードは様々な部位によって構成されており名称が異なります。
そこで、今回はサーフボードの部位名称を誰でもわかるように解説。
もちろん、各部位によって性能や特徴が異なるので、この機会にサーフボードを知ってみよう。
サーフボードを知ることで、あなたのサーフィンが変わるきっかけになる。
サーフボードの名称

サーフボードは表面のデッキ、裏面のボトム、そして側面の厚み。この3要素で構成されているのは皆さんもご存じのはず。
- デッキ(表面)
- ボトム(裏面)
- 厚み(側面)
デッキ(表面)

デッキはサーフボードの顔とも言える表面のことで波に乗る時にテイクオフをする場所になります。
- テイクオフをする場所
- デッキパッドを貼る
- ワックスを塗る
ボトム(裏面)

ボトムはサーフボードの裏面です。ボトム部分では常に海面と接触する非常にデリケートな部分になります。
ボトムは非常にデリケートな部分の為、持ち運びをする際の破損には十分にお気をつけください。
厚み(シックネス)


サーフボードはこの厚みによって浮力が大きく変化すると言えます。
まずは下記でわかりやすい例を挙げているので参考にどうぞ。
しっかりと厚みがあるサーフボード
厚みのあるサーフボードはボードに浮力があり安定性が上がります。
その為、パドリングやテイクオフがしやすくなるのでレベルアップには欠かせません。

初心者の方は厚みのあるサーフボードがオススメ
厚みが薄いサーフボード
厚みが薄いサーフボードは浮力が少なく安定性が下がります。
その為、コントロール性能が高くハイパフォーマンス向きのサーフボードです。
厚みのあるサーフボードがオススメな理由
サーフィン初心者の方が陥りやすいのがハイパフォーマンス性能に優れたショートボードを選んでしまうこと。
サーフボードの浮力もなく、安定もしない。結果、パドリングもテイクオフも上手くできず挫折してしまうなんて方が沢山います。
まずは厚みのあるサーフボードを選ぶことで浮力がありサーフボードが安定する。そこからパドリングの練習、テイクオフの練習と徐々にステップアップしていくのです。
厚みのあるサーフボードのデメリット
厚みのあるサーフボードは浮力があり、安定性に優れている。
但し、デメリットも少なからずはあります。
- ドルフィンスルーが難しい
- コントロール性能が低い
浮力があるサーフボードを沈めるのは海面との抵抗が大きいのでその分、ドルフィンスルーは困難になります。
さらに、安定性に優れているのでサーフボードを動かしてプロみたいに!みたいなことはできないと思って頂けたら!
ですが、いきなりダイナミックな技を決めたりするのは誰が始めても無理なこと。しっかりと厚みのあるサーフボードでターンの練習をするサーファーの方も沢山いるのでそお焦ることはありません。
レングス




レングスとはサーフボードの全長のことで、図のようにテールからノーズまでの長さのことをレングスと言います。
図、2枚目のサーフボードの長さは5’8でいわゆるショートボードです。
- レングスに長さがあるほど直進性が高くなる
-
レングスに長さがあるほど直進性は高くなるがコントロール性は低下します。
- レングスが短ければコントロール性が高くなる
-
レングスが短いほどコントロール性は高くなり直進性(スピード)は低下します。


ワイデスト


ワイデストはサーフボードの全体幅です。
それではワイデストについて解説していきます。
- ワイデストを広く取った幅の広いサーフボード
-
- 安定性が高くなる
- パフォーマンス性は低下する
- ワイデストを細く取った幅の細いサーフボード
-
- 安定性は低下する
- パフォーマンス性は高くなる
サーフボードを見てみる





僕のサーフボードは全体的に幅を持たせて少しボテっとしたショートボードを使用しています。
十分な安定感があり、なおかつしっかりとしたレールワークが可能。
ノーズ




ノーズとはサーフボードの先端部分。
サーフボードはノーズの形状によって大きく変化するので、ポイントを押さえておきましょう。
- ノーズが尖った(シャープ)なサーフボード
-
海でよくノーズがシャープなサーフボードを見かける事が多いはず。
そのようなサーフボードは安定性はガクッと低下する反面、ターン性能に優れ軽快にサーフボードを返す事ができる。いわば、パフォーマンス向きのサーフボードです。
SURF TIME初心者の方にはおすすめ出来ません。
- ノーズに幅(丸みを帯びた)があるサーフボード
-
ノーズに幅を持たせたサーフボードはそれこそ安定性は一段と高くなる。
しかし、ターン性能やサーフボードの切り返しもその分スローになります。
SURF TIME初心者の方はノーズに幅があるサーフボードを選びましょう。
テール




テールとはサーフボードの後端部分。いわゆる、お尻の部分になります。
このテールには様々な種類が存在しており形状によって性能が異なります。
海に行ったらいろんなサーファーの方が持っているサーフボードを観察してみるのも面白いかもしれません。
レール


レールはサーフボードの両サイド、いわゆる側面のことを指します。
このレールは浮力、そしてターン時に大きく関係してくるので重要なポイント。
レールデザインは大きく分けて3種類あります。
代表的な3つのレールデザイン
レールデザインはこの3種類に分けられます。
- ボキシーレール
- ミディアムレール
- テーパーレール
ロッカー




よくロッカー?って耳にする事が多いかもしれません。
このローカーはテール部分からノーズまでの反りのことを指す。
図2を見てもらうとサーフボードが微妙に反れているのがわかります。
このことをロッカーが弱いと表現します。逆にサーフボードの反りが強い場合はロッカーが強いと表現します。
ロッカーが弱いサーフボード
- 安定性重視のサーフボード



初心者の方はロッカーが弱いサーフボードがおすすめです
ロッカーが強いサーフボード
- パフォーマンス重視のサーフボード
ストリンガー




ストリンガーはサーフボードの強度を保つ重要な芯の部分。


一般的によく目にするのが、上記写真のサーフボード。
このサーフボードの中心に入っている木材のことをストリンガーと言います。
サーフボードの素材(PU・EPS)によってストリンガーの種類は異なりますが、
基本的にはウッド素材のストリンガーが主流になります。
フィン


フィンの役割とはサーフボードを操縦するハンドルのようなもので、
このフィンがなければ、サーフボードを乗りこなす事はできません。
フィンボックス


フィンボックスはフィンを取り付ける部分。
このフィンボックスには様々な種類が存在します。
例えば、FCS IIのフィンシステムの場合FCS IIのフィンを取り付けなければなりません。
リーシュカップ


リーシュカップとはサーフボードとリーシュコードを繋ぐ部分。
正確にいうと、リーシュカップにリーシュロックを通してリーシュコードを繋ぎます。
リーシュロックはいざという時にないとかなり面倒なので予備で数本、車に装備しておくのがオススメ。
サーフボードの部位名称を知ることで


一見、サーフボードはただの一枚板と思われがちだがそれは大きな間違いである。
サーフボードは様々な特性を持ったパーツの集合体であり、
その特性を活かすのもサーファー次第ということになる。
サーフボードの部位名称を知ることで、
各部位の性能を理解し自分に合ったサーフボードを見つけ出す事ができます。
この部位名称を理解しているのとしていないのでは今後のサーフィンLIFEに大きな差が出ます。



正直、最初は部位名称なんて知らなかった
ですが、サーフボードの部位名称を理解した途端
そのサーフボードが持つそれぞれの特性を意識しながらサーフィンができるようになりました。
少しはサーフボードのことを知れたかなと思うと同時にサーフボードは奥が深すぎる。



